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2025/08/22 プレスリリース

SCSKセキュリティ、Palo Alto NetworksのUnit42と協業 ~世界最先端のサイバーセキュリティ対策を日系企業へ~

2025年8月22日
SCSKセキュリティ株式会社

SCSKセキュリティ、Palo Alto NetworksのUnit42と協業
世界最先端のサイバーセキュリティ対策を日系企業へ

SCSKセキュリティ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:小峰 正樹、以下 SCSKセキュリティ)は​​サイバーセキュリティのグローバルリーダー​​Palo Alto Networks社(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Nikesh Arora)の脅威インテリジェンスおよびサイバーセキュリティ対策専門チームUnit​ ​42(ユニットフォーティーツー)と2025年8月から日本で初めて協業します。
本協業を通じて、SCSKセキュリティは従来の事後対応型ではなく、先を見据えた予防的・戦略的なセキュリティ対策を行う「脅威主導型防御(Threat-Informed Defense)」という先進的なアプローチを日系企業に展開します。

1.本協業の背景
近年、AI技術を駆使したサイバー攻撃の高度化・巧妙化が進み、特にサプライチェーンを狙ったランサムウェア攻撃が企業活動に深刻な影響を及ぼしています。一方で、SCSKセキュリティが実施した調査※1によると約6割の企業で、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)の整備ができておらず、また、約4割の企業がセキュリティ人材の確保・育成を課題に挙げており、インシデント発生後の「事後対応型」から脱却できていないのが現状です。こうした状況下において、攻撃を未然に察知し、迅速かつ的確に対応できる体制の確立が急務となっています。
パロアルトネットワークスのUnit42は、脅威インテリジェンス※2とインシデントレスポンスサービス※3を包括的に提供しており、この知見を活用することで、「脅威主導型防御」のセキュリティ対策を実現します。
※1 「国内大手企業におけるサイバーセキュリティ実勢調査2024年版」より
※2 サイバー攻撃の兆候や手口、攻撃者の活動を収集・分析した結果得られる情報のこと
※3 セキュリティ上の問題を特定し、その影響を最小限に抑え、迅速に復旧させるための一連のプロセスのこと

2.本協業による提供価値

①世界最先端の脅威インテリジェンスの活用
 海外における最新の脅威動向や攻撃手法に関する情報をお客様のセキュリティ対策に活用し、「脅威主導型防 
 御」に沿ったアプローチを推進することで、インシデント対応時間を短縮します。
②グローバルCSIRT運営の高度化
 グローバル企業のCSIRT運営で得た実践的なノウハウにUnit42の知見を融合することで、より予測力と 
 初動対応力に優れた体制を提供し、インシデント発生時の被害範囲を最小化して事業継続性を高めます。
 ③コンサルティングサービスの戦略性強化 
 これまでのセキュリティアセスメントや脆弱性診断などの支援実績に加え、Unit42の脅威分析力を取り込むこと
 むことで、一層精度の高いリスク評価と戦略的な提案が可能となります。限られたセキュリティ予算を効果的
 に配分し、セキュリティ成熟度を向上させ、経営層の判断を支えるサービスへと進化します。
 本協業の詳細はSCSKセキュリティのWebサイトをご参照ください。
 https://www.scsksecurity.co.jp/services/unit42/ 

※SCSKセキュリティは2025年4月にPalo Alto Networks認定のCyber Risk Management Proficiencyを取得し、Unit42の国内唯一のオフィシャル認定パートナーとしてサービスを販売します。また、SCSKセキュリティが提供するリテイナーサービスの契約顧客に対して、Unit42を活用した高度なサービスを提供します。
【参考】SCSKセキュリティリテイナーサービス:https://scsksecurity.co.jp/services/ssr/

3.Unit42について
世界的に著名なサイバーセキュリティの専門家を結集し、脅威インテリジェンス、インシデント対応、プロアクティブなマネージドサービスを提供するパロアルトネットワークスのUnit42は、深い専門知識とグローバルなテレメトリを活用し、Unit42は脅威ライフサイクル全体にわたるエンドツーエンドのサポートを提供しています。サイバーリスクに関 するプロアクティブな評価と可視化から、高度な攻撃への迅速な対応、回復支援までをカバーし、組織がより迅速に通常業務に戻れるよう支援します。公共機関と民間組織双方にとって信頼できるサイバーセキュリティパートナーとして、あらゆる地域・業界に対して年間500件を超える大規模なインシデント対応を行っています。脅威ハンティング、マルウェア分析、攻撃者追跡を組み合わせた統合アプローチにより、組織は新たな脅威を予測し、複雑な侵害を封じ込め、長期的なサイバーレジリエンスを構築する能力を強化することが可能になります。

  1. サイバー攻撃に対する“初動対応力”の強化 
    攻撃発生時に迅速に対応できる体制を構築し、影響範囲の特定・封じ込め・復旧を迅速に実施。被害の最小化と早期の業務復旧を実現します。 
  2. 経営判断を支援する高度な可視化と分析
    自社のリスク状況や想定される攻撃手法を可視化。経営層が適切な判断を行うために必要な、適格且つ詳細な情報提供を行います。 
  3. グローバル基準のセキュリティ水準の確保
    世界中の脅威事例や最新の攻撃手法をリアルタイムで取り入れることで、国際水準のセキュリティ対策を実現します。
    詳細はPalo Alto NetworksのWebサイトをご参照ください。
    https://www.paloaltonetworks.jp/unit42/

パロアルトネットワークス株式会社からのコメント
このたび、SCSKセキュリティ様とパロアルトネットワークスの脅威インテリジェンスチームUnit 42が協業開始したことを大変嬉しく思います。新しい技術の登場や社会環境の変化によりサイバー攻撃の脅威が深刻化する中、組織の変革の取り組みにはより一層強力なサイバーセキュリティが不可欠な存在になっています。SCSKセキュリティ様が築いてきた豊富な経験と顧客ネットワークを通じて、世界規模で多くのお客様に脅威インテリジェンスサービスを提供するUnit42の専門性を最大限に生かすことでお客様には新たな価値を提供できると確信しています。今後も信頼されるセキュリティパートナーを目指して、共に組織の成長戦略を支援して参ります。

パロアルトネットワークス株式会社 代表取締役会長兼社長 アリイヒロシ 

SCSKセキュリティについて
SCSKセキュリティは、サイバーセキュリティ対策に特化したSCSKグループの専門事業会社です。ブランドメッセージ「守り抜く、セキュリティのすべての力で」を掲げ、SI事業で培ったコンサルティング・基盤構築・運用サービスと、最新技術を活用した高品質なプロダクトを組み合せることで、顧客企業のSOC/CSIRTモダナイゼーションを推進することでサイバーセキュリティリスクを低減するとともに、セキュリティ領域における投資対効果を最大化させ、 安心・安全な社会の実現に貢献いたします。

商号   :SCSKセキュリティ株式会社
代表者  :代表取締役社長 小峰 正樹
本社所在地:東京都江東区豊洲 3-2-20
出資比率 :SCSK株式会社 100%
事業内容 :セキュリティサービス開発・販売(コンサルティング、脆弱性診断/評価、トレーニングなど)、セキュリティ製品販売 
URL    :https://scsksecurity.co.jp/

SCSKグループのマテリアリティ
SCSKグループは、経営理念「夢ある未来を、共に創る」の実現に向けて、社会と共に持続的な成長を目指す「サステナビリティ経営」を推進しています。
社会が抱えるさまざまな課題を事業視点で評価し、社会とともに成長するために、特に重要と捉え、優先的に取り組む課題を7つのマテリアリティとして策定しています。
本取り組みは、「安心・安全な社会の提供」に資するものです。
 -高度化・巧妙化するサイバー攻撃への対策強化による、サイバーセキュリティリスクの低減
 -サイバーセキュリティ対策/体制の高度化により、事業継続性の向上に貢献

本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】 
SCSKセキュリティ株式会社 
コンサルティング本部 サイバーディフェンス部 カスタマーサクセス課
E-mail:sys-info@scsksecurity.co.jp 

【報道関係お問い合わせ先】 
SCSKセキュリティ株式会社 
管理本部 コーポレートマネジメント部 広報担当 
E-mail:koho@scsksecurity.co.jp

※掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。 

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