IT資産の申請から承認(ワークフロー)をシステム化し、管理します。
企業のIT資産管理で重要なことは、IT資産管理台帳の情報鮮度を高めることです。
端末にセキュリティインシデントがあれば、利用者や連絡先を確認し、対応しなければなりません。ネットワークセキュリティで接続許可をするならば、現在利用が許可されている端末の正確なリストが必要なはずです。IT資産管理台帳の情報が古くなっていると、セキュリティ対策の根本的な問題になるかもしれないのです。
企業で利用許可がされた資産のみ登録し、廃棄が承認されたもののみ廃棄記録が残る仕組みが情報の正確性維持に不可欠です。Ivantiが提供するIT資産管理ソリューションは、これらのプロセスそのものを管理できるようにIT資産台帳に申請ワークフロー機能が実装されています。このワークフロー機能で、確実に正規の資産のみを情報として登録することだけでなく、利用者へのデリバリを効率化し、紙等の申請手続きを止めることもできるようになります。
ライフサイクル管理
ワークフロー機能により、IT資産のライフサイクルに合わせたプロセス管理を実現します。
PCの利用申請、持ち出し、引き当て、使用者変更、廃棄などのプロセスを管理できるように資産管理のライフサイクルにあわせたワークフロー機能を持っています。ワークフロー機能をご利用いただくことで、確実に正規の資産のみを登録し、利用者へのデリバリを効率化し、返却・廃棄にともなう各種処理手続きの漏れを防止することが可能です。網羅的かつ正確に資産情報を把握することで、セキュリティ向上・資産の有効活用を促します。
契約管理
契約ごとに、対象となるハードウェア・ソフトウェアの一覧を表示します。
契約情報を、PC・サーバ、機器やソフトウェアなどのIT資産と紐づけて一括管理することが可能です。契約毎に、対象機器一覧を表示させることができるため、リース契約満了の3か月前に通知を出し、契約に紐づいたPCを一覧で確認したり、廃棄対象のPCに紐づいているソフトウェアを回収し、別の機器と紐づけることで、無駄なライセンスの消費を防止することが可能です。契約先、契約条件、契約文書を関連づけて管理できるので、必要な時に見たい情報をすぐ確実に確認することができるようになります。
ハードウェア管理
ハードウェアに紐づく、各種情報を一元管理。情報鮮度も維持します。
保守契約台帳・ソフトウェア台帳・リース管理台帳などの各種台帳や、組織情報・ユーザ情報などをすべて取り込み、ハードウェアと紐づけて一元管理をします。その端末は誰がどこで使っているのか?どのソフトがインストールされていて、保守契約の内容はどうなっているか?が1つのシステム上で確認可能です。その情報をもとに部署ごとにコストの付け替えも可能です。
さらに、Ivanti Endpoint Managerなどのインベントリ収集ツールと連携することで、直近のログインユーザ名や最終インベントリ取得日、ソフトウェアのバージョンを取り込み、最新の機器状態を台帳に反映させることが可能です。利用者がIvanti Neurons for ITAMにログインして、資産のステータス(在庫、利用中)を変更したり、部門IT管理者が自部署で管理する端末の情報を確認することもできるので、棚卸作業の効率化が期待できます。
ソフトウェア管理
無駄な投資や、ライセンスコンプライアンス違反を防止し、ライセンスコストを最適化します。
Ivanti Endpoint Managerのライセンス管理機能では、購入したライセンス数と、実際にインストールされているライセンス数を比較し、ライセンスコンプライアンス違反防止や無駄なライセンス購入防止に役立てることができます。
また、過去N日間での起動回数や、利用時間も確認できるため、利用頻度が極めて少ない端末や未利用の端末からはライセンスを回収するなど、無駄なライセンス購入を抑止し、コスト削減効果が期待できます。
ダッシュボード
システム投資・運用改善にむけた情報を可視化します。
Ivanti Neurons for ITAMにはIT資産に関する各種ダッシュボードが用意されています。ベンダーごとの台数やライセンス数を確認し、契約・購入時の交渉に利用したり、端末の在庫が切れる前に調達することで、利用申請から利用開始までのリードタイムを短縮したりするなど、IT資産の運用改善にむけて有効活用することが可能です。
機能一覧表
Ivanti Neurons for ITAM | ハードウェア資産管理 | 新規登録、検索、入庫、ユーザの割り当て、場所の割り当て、組織の割り当て、ライフサイクル管理、フィールド値の置換、カスタム属性の追加 |
---|---|---|
ソフトウェア資産管理 | 保有ソフトウェア資産の登録、使用数との比較 | |
製品カタログ作成 | ユーザーが要求できる標準資産のリスト作成 | |
調達管理 | 発注情報の記録、発注金額と請求金額の比較、請求書に関連する出荷情報の確認 | |
ベンダー管理 | ベンダー情報登録、ベンダースコア管理 | |
契約管理 | 仕入先、有効期限、明細の登録 | |
在庫管理 | 保管場所管理、資産処分の管理 | |
データインポート | Excelでのインポート、Endpoint Manager・Discoveryからのインベントリ情報インポート | |
マスター管理 | 社員、組織、チーム、ロール、連絡先グループ、資産の設置場所、在庫資産の保管場所、製造業者の管理 | |
ダッシュボード | ダッシュボードによる可視化 | |
ウォッチリスト | 繰り返し参照する資産・契約データの登録 | |
レポート | 減価償却、総所有コストなど各種レポート出力 | |
関係マップ | 資産の関係マップを表示 | |
Ivanti Endpoint Manager | インベントリ収集 | ハードウェアソフトウェアの情報収集 |
アンケート機能 | 利用者や、資産番号などをアンケート形式で収集 | |
ソフトウェアライセンス管理 | ソフトウェアの保有ライセンス数とインストール和を比較して過不足確認 |